今中国で日本のとあるスマホゲームが大人気?そのわけを自分なりに考えてみた

 最近中国人の知り合いから、今日本のとあるスマホゲームが爆発的に流行りだして、ソーシャルメディアでは誰もがこのゲームをやっているような盛況でした。これは、Fate/Grand Orderのような二次元オタク限定の範囲で流行っているものと違い、完全に老若男女を問わずみんなこぞってプレイしています。

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 それがどのゲームといえば、現在日本のApp Store無料ランキングで31位、Google Play無料ランキングで51位の『旅かえる』というあまり知られていない異色のスマホゲームでした。

 

 なぜ日本であまり受けられていないゲームが海の向こうの隣国で大人気でしょうか。下記は自分の考えでしたが、ご参考になれると思います。

 

1.ウェイボー(中国版のTwitter)のフォロワーの多い名人が最初このゲームをやって、ウェイボーで話題を呼び起こしました。ウェイボーは中国でのユーザー数が何億もいて、フォロワーの多い名人は流行への影響力がかなりあります。

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2.最近中国で流行っているライフスタイルにぴったりのゲームでした。中国は昨年の後半、「仏系」(中国語では「佛系」)という言葉が流行っていました。日本の「仏男子」とは違い、「仏系」は物事に対してあまり関心を持たずに、どうでも良く毎日をのんびり過ごすような生き方です。後にこの言葉がソーシャルメディアで大人気になり、仏系青年、仏系買い物、仏系恋愛など色々な派生語が出ました。『旅かえる』もゲーム内のカエルキャラはプレイヤーにコントロールされず、気ままで行動するので、中国で「仏系ゲーム」だと判定されました。その予測不能の行動が返って面白く感じたんだろう。

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3.こういうスマホゲーム自体は中国であまりないので、中国のプレイヤーにとっては新鮮感があり、ゲーム自体の品質も高いので、やってみるとはまってしまいます。中国では、従来時間のかかったり、キャラが自分で自由に操作できたりするスマホゲームがメインです。『旅かえる』のような時間のかからずに、放置でプレイ可能な操作も基本的に不要なスマホゲームはかなり珍しいです。ゲーム自身もグラフィックが綺麗でさっぱりしていて可愛いので、評判になっています。

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4.遊び方が簡単で、日本語が分からなくても、数タップだけで楽しめます。なので、ウェイボーやウィーチャットで友達が遊んでいるのをみたら、気になって自分でダウンロードしてすぐ遊べます。それでゲームの影響力がかなり広がりやすいです。ただし、あまりの影響力でパクリゲームや海賊版も続々と出ています。(笑い)

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 読者の皆様は『旅かえる』の中国でのブレークに何か別の理由もあると思う場合は、ぜひコメントしてわたくしに教えてくださいね。

 

 ちなみに、まだこのゲームを遊んだことのない方で、記事を読んで興味を持つようになり、試したいと思えば、下記のリンクからゲームをスマホに入手しましょう。

 

Google Playのウェブページ

App Storeのウェブページ

 

 このゲームを遊んでいる時に録画やPCに映って実況したい場合は、『動物の森 ポケットキャンプを録画する方法』という記事を参照しましょう。別のスマホゲームの録画方法ですが、同じやり方で行けます。